ガンと鬱ときっと発達障害の狭間で、ため息の代わりに描く漫画。生きるのがつらいとき用の読み物・映画の紹介も。

まんが
ははまんが95:イメージに左右される痛み

ははまんが95:イメージに左右される痛み

「抗がん剤が効いていない」状態はしばらく続いていたと思うのですが、 それをはっきりと病院で宣告(あえてこの言葉を使いますが)されてから ますます痛がっているような気がします。 効いていないなら、別の治療を検討しなくてはいけない。 そのためには、今の状況を説明しなくてはならない。 それはそうだと思うのですけれど、 正直な説明を受けることで、かえって悪くなっているイメージが 増大してしまうなら、本末転 […]
ははまんが94:非公認のいざというとき

ははまんが94:非公認のいざというとき

これは少し前に描いたもので、 職場の批判みたいになっちゃうかなと思って、 掲載するか悩んだ漫画なのですが・・・、 個別の職場の問題というよりも、 日本社会の問題なんじゃないか、と思って載せることにしました。 母の病気のことを話すと、いろんな人が 「仕事は他の人にも代わってもらえるけど、 娘としてできることは他の人に代わってもらえない」と 声をかけてくださいます。 でも、「普通の日を母と過ごしたいか […]
ははまんが93:なんとかなってるんじゃなくて、なんとかしてくれてるんです

ははまんが93:なんとかなってるんじゃなくて、なんとかしてくれてるんです

もともと使っていた抗がん剤が効かなくなった母。 体のほかの部分にも転移してしまっていることがわかって、 ますます元気がない、母。 を、家事をやってくれる人だと(自覚がなさそうですが)思っている父。 次に使う抗がん剤は副作用が心配だ、という話を父にしたら 「でも、なんとかなるよ」とのたまうので、 それはなんとかしてる人がいるんだよ、と心の中で叫びました。 彼女が副作用で今よりずっと横になる時間が多く […]
ははまんが92:どなたにでもできる簡単なお仕事です

ははまんが92:どなたにでもできる簡単なお仕事です

根っからのおためごかし、父。 それにしても、これから暑い季節に向かっていく中で 冷たいものが食べられなくなってしまうのは・・・。 この抗がん剤がアレルギーで使えない可能性もあるので、 副作用も本当に大変だけど、まずは使えますように、と思っています。 ===ブログランキングに参加しています=== 初めて読んでくださる皆様も、いつも読んでくださる皆様も ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリ […]
ははまんが91:こんな日でも母は働いている

ははまんが91:こんな日でも母は働いている

今の抗がん剤、他の人の話を聞いたらもっと長く使えてもよさそうなのに、 母は耐性がついてしまいました。 なのに同じ家に暮らす家族たちは、 そんながっかりする彼女がいつも通り家事をするのが普通だと思っている。 悲しむこともですが、憤ることも、前より増えました。 この人たちが嫌でけして家には泊まらない・ろくに手伝いもしない私に、 そんなことをいう権利があるのかは謎ですが。 ・・・よく見たら母が箸を左手で […]
ははまんが90:上手な励まされ方

ははまんが90:上手な励まされ方

決定的な悲しいできごとが大事な人に降りかかったという点で、 私と彼女は同じ。 「励まされ手」として、 いいやり方で彼女に何かしたかったのだけど、 彼女の辛い話を聞いたら、 やっぱり最初は黙って、「本当に大変だったね」と言うしかありませんでした。 彼女は「今から10年経ったら、同世代の友達だって みんな何かしらあるものだよ」と、 同じく若年で介護をされている方に言われたそうです。 決定的なつらい出来 […]
ははまんが89:見えないものはないのと同じ、だったらどんなに良かったか

ははまんが89:見えないものはないのと同じ、だったらどんなに良かったか

頭の中の母は、前に会ったときの母から更新されない。 会わなければ、彼女が悪くなったことも 元気がなくなったことも ひどく落ち込んでいることも 実感として感じることはできません。 それでいいのか、いいわけはない。 でも仕事をほどほどにすることができないのは、 仕事は、私の身の処し方で、変えられるものだから。 ほんの1ミリでもたしかに世界を動かせるから。 変えられないことの話ばっかり聞いていると、 自 […]
ははまんが88:生物兵器

ははまんが88:生物兵器

母は免疫力が落ちているので、インフルエンザ罹患は全力で避けねばなりません。 もう少し暖かくなってくれば、もう少し外に出やすくなるかと思うのですが・・・。 冬の外出は恐ろしいです。 ===ブログランキングに参加しています=== 初めてお越しくださった方は発掘してくださってありがとうございます! リピートしてくださる方は、貴重なお時間をありがとうございますTT 下の四角いバナーをクリックしていただくと […]
ははまんが87:ただ聞くことしかできない

ははまんが87:ただ聞くことしかできない

母はいつも同じ話をしています。全然出口がない。 話すことで楽になっている感じも、まったくない。 だから最近私が思うのは、 自分で変えられることはちゃんと変えよう、ということです。 どうしても苦しくて変えられないことも、あるけれど。 ===ブログランキングに参加しています=== お初の皆様も、リピーターの皆様も、 拙い漫画を読んでくださり、ありがとうございます! 下の四角いバナーをクリックしていただ […]
ははまんが86:辛いから眠くなることだってあるのだ

ははまんが86:辛いから眠くなることだってあるのだ

雨宮まみさんも、自分が信じたい価値観を練り上げればいいと言っていたから、 本当かどうかは置いておいて、私は私を救ってくれる価値観を信じようと思います。 ちなみに件の本はこれです。 山崎ナオコーラさんは、 常識とか多数派とかにこだわらない。 ジョン・ラスキンという人が 「本は誰かを変えるか、誰かを助けるためにある」と言ったそうです。 私はいつも彼女の本に助けられている。 ===ブログランキングに参加 […]
ははまんが85:レモンのコロンの案件

ははまんが85:レモンのコロンの案件

基本的には、「本物を経験した方がいいと思う派」だけれど、 こればっかりは、ドラマや小説の中の偽物の体験だけで 留めておきたかったな。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただき、ありがとうございます^^ 下のとりを押していただけると、ポイントが入る「いいね」的システムです。 よろしければ、ぜひお気軽にぽちっと、お願いいたしますm(_ _)m にほんブログ村
ははまんが84:満足するための条件

ははまんが84:満足するための条件

今まで「こんな言葉をかけられて、違和感を感じた」ということをたくさん書いてきました。 でも、じゃあ、どうしてもらえたら満ち足りるのか、というのは、なかなかわかりません。 母が治らない限り、誰にどんな言葉をかけてもらっても「でも、私の辛さは誰にも受け止めてもらえない」と思い続けることになるのでしょうか。 否定するのは簡単で、代替案を出すのは難しい。 ===ブログランキングに参加しています=== 一旦 […]