ガンと鬱ときっと発達障害の狭間で、ため息の代わりに描く漫画。生きるのがつらいとき用の読み物・映画の紹介も。

Monthly archive 2月, 2017
ははまんが70:抗がん剤のこと(2)

ははまんが70:抗がん剤のこと(2)

漫画の中の標準治療とは、 「知ってほしいシリーズ冊子」(ページ下部に、リンク張ってます)によれば 「国内外の複数の臨床試験の結果をもとに  専門家の間で検討され合意が得られている、  現時点で最も効果が高い最善の治療法」のことです。 前に「治るといいですね」と言われるのが しんどいと描いたのは、この漫画に描いたような理由からです。 「いつかは使えなくなってしまう薬で治療する」って 絶望的じゃないで […]
ははまんが69:抗がん剤のこと(1)

ははまんが69:抗がん剤のこと(1)

母の検査結果があまり良くなかったので、 久しぶりに治療方法について彼女と話したりしました。 「がん患者と家族にとって何がつらいか描くブログだったら、  治療のことを全部飛ばしておくことはできないな」と思い、 何本か治療法のことについて描いてみることにしました。 がんのある場所によっても治療法は異なると思うのですが、 あくまでも母の場合、です。 標準治療としてはもう一つ、 「科学放射線療法」がありま […]
ははまんが68:かっこいい「す」

ははまんが68:かっこいい「す」

習字の話の続きです。 「流派が違うとしょうがないと思うんだけどさあ」と言いつつも 「かっこよくない」を連発した母。 前置きが、クッションになりきれてないぜ。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただき、ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキングが上がるシステムです! よろしければ、応援クリックをお願いいたしますm(_ _)m にほんブログ […]
ははまんが67:役に立ってると思えること

ははまんが67:役に立ってると思えること

母は、治療中の今だって家事をばりばりやっているし 感謝されまくってしかるべき存在なのですが、 でも、「してもらう」ことが増えたと本人は思っているかもしれません。 享受するばっかりの存在になるのは、 子供でない限り、 やっぱり心が疲れてしまう気がします。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただき、ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキング […]
ははまんが66:「教える」はずっと終わらない、たぶん

ははまんが66:「教える」はずっと終わらない、たぶん

以前も書いたのですが、母はかつて小学校の教員でした。 ひらがなを何度も書くと、ゲシュタルト崩壊しそうになりますね (特に「こ」と「ち」)。 書き終わりの処理のこととか、小学生のときと同じことを言われて 自分の進歩のなさを感じました。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただき、ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキングが上がるシステムです […]
ははまんが65:みっともない理由

ははまんが65:みっともない理由

心理テストによると、私のプライドは3Mだそうです。 小さいころから習字をやっていてある程度の期間続けている友人は、 皆穏やかな心を持っている(気がする)ので、 精神を鍛えるために、習字を続けていたら良かったのでは、と思ったりします。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただき、ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキングが上がるシステムです […]
ははまんが64:もう前とは違う

ははまんが64:もう前とは違う

本当はおいしいことがわかっているものを母に食べさせたいのですが、 家から行くには遠すぎて・・・。 最後の文字が太いのは、強調したかったからではなく 0.7ミリのペンのインクがなくなったからであります。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を読んでいただいて、ありがとうございます^^ 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキングが上がるシステムですので、 よろしければ、ぽちっと […]
ははまんが63:書かれたものに留まるもの

ははまんが63:書かれたものに留まるもの

人が手で書いたものは、 ちょっとしたメモでも捨てにくいのです。 しかも人の字は、少しずつ変化していきますよね。 同じ字が生まれる期間って、実はすごく短いんじゃないかなと 最近は思ったりしています。 ===ブログランキングに参加しています=== 下の四角いバナーをクリックしていただくと、ランキングが上がるシステムですー。 ぽちりと応援していただけると、とっても嬉しいです! 読んでくださる皆様のおかげ […]
ははまんが62:どんなに分かち合いたくても痛みは本人だけのもの

ははまんが62:どんなに分かち合いたくても痛みは本人だけのもの

今のところ、 母本人が治療の方向性に希望することと 家族が希望することには大きな齟齬はありません。 そうじゃない可能性もあるのだと、 先生の話を聞いて思いました。 本人の人生だけど、 「生きていてほしい」と思う人がいるとき、 本人だけの人生では、ない。 本人だけの人生ではないけれど、 治療に伴う痛みには、 たった一人で向き合わなければならない。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画を […]
豊かな人生ってなんだ?働くことから考える。

豊かな人生ってなんだ?働くことから考える。

母が末期がんを患っているということがわかってから、 私はちょっとした哲学者のように、生きることとはなんだろうと考え続け、 本やWebで色々なものを読んできました。 「豊かな人生とは、なんだろう」 「どうすれば、満足できるだろう、どんな人生だったら、満足したと思えるだろう」 「本当にこれは、我慢しないと生きていけないことなんだろうか?」 明確な答えが出たわけでは、ありません。 でも、いろんな考え方・ […]
ははまんが61:国境なき病

ははまんが61:国境なき病

母ががんになってから、 家族ががん患者である・あったという方の話を たくさん聞きました。 それまでは(祖母ががんになったりはしていたけど) もっと遠いものだと思っていました。 がんは、驚くほど身近なものでした。 例え たばこを吸っていなくても、 肉ばっかり食べているというわけでなくても、 若くても、 がんにならない保証は、1ミリもないんですよね。 ===ブログランキングに参加しています=== 漫画 […]
ははまんが60:何の授業だったんだっけ?

ははまんが60:何の授業だったんだっけ?

普段は「男は」「女は」って二元論で語るのが好きじゃない (というか、自分が語られるのが嫌だから避けている)けど 先生と話しているときは、まあいいかなって思っちゃいます。 正論を語られるのも好きじゃないのだけど、 先生が、 忙しくても辛くても、前向きに生きようとしている先生が、 語る正論は、すんなり受け入れられる。 言葉に、説得力がある。 外国語だから、客観的に聞けるというのもあるかもしれません。 […]